SNS運用を担当されている皆さん、SNSでの投稿ネタやトレンドのリサーチ方法がわからない、バズる動画の作り方に悩んでいる…という課題はありませんか？
例えばTikTokは、15秒から1分程度の短い動画を簡単に撮影・編集・投稿できるSNSで、縦長のショートムービー形式で楽しめるプラットフォームです。
ユーザーは楽曲に合わせて歌ったり踊ったりする動画を投稿することが多いですが、最近では情報プラットフォームとしての利用も進んでおり、商品紹介やイベントの告知をエンタメ要素と組み合わせて投稿する企業アカウントも増えています。
またTikTokではハッシュタグをつけて動画を投稿することができ、バズっているハッシュタグを利用することで、より多くのユーザーに動画を見てもらい、フォロワーを増やすチャンスが広がります。
TikTokの大きな特徴の一つとして「レコメンド機能」があります。
これはユーザーごとに興味や関心のある動画をおすすめしてくれる機能で、ユーザーがTikTok動画を視聴し続けることで、レコメンドが最適化されます。
この記事では、PROFITのSNS運用ノウハウを基に「TikTokでの投稿ネタやトレンドのリサーチ方法」、そしてフォロワー増加や動画制作に役立つリサーチのコツ、さらに私が分析した参考アカウントをご紹介します。
この記事でわかること
- 動画制作や競合分析に役立つ、TikTok投稿ネタのリサーチ方法
- TikTokのトレンドやバズりやすい動画ネタを把握し、
- 企業のSNSマーケティングやブランディング戦略に活用する
- 編集部が厳選した、TikTokで参考にすべきアカウントのご紹介
TikTokでリサーチする方法
「注目」タブ
TikTokで動画のネタを探すときは、検索バーに自分のアカウントが発信する主要なキーワードや関連ジャンルを入力し、「注目」タブでいいね数の多いショート動画を確認します。
「ハッシュタグ」タブ
同様に、検索バーに自分のアカウントが発信するメインキーワードや関連ジャンルを入力し、「ハッシュタグ」タブを見ると、関連するハッシュタグやその使用頻度が一覧表示されます。
これにより参考になる動画だけでなく、キャプションに付けるべきハッシュタグも見つけることができます。検索機能を活用することで、TikTok内で流行している投稿やトレンドを効果的にリサーチできるため、サービスや商品の動画を作成する際の参考として役立ちます。
楽曲
指定された期間と地域で最も人気のある楽曲ランキングや、現在TikTok内で急上昇している曲が表示されます。
トップ100の楽曲リストが提供され、使いたい楽曲を検索することも可能です。
さらにインサイトでは、その曲が使われている動画も表示され、楽曲の活用方法を確認するのに役立ちます。
ユーザー
人気クリエイターを、地域やフォロワー数などで検索できる機能です。
フォロワー数、エンゲージメント率、人気度などに基づいて並び替えを行い、ランキングから直接クリエイターのプロフィールにアクセスすることができます。
これで話題のクリエイターを簡単に探すことが可能です。
動画
指定した期間内で最も注目されている動画を期間を指定して、ホット（人気）、いいね数、コメント数、シェア数ごとに一覧表示できます。
この機能を使って、トレンドの動画コンテンツを効率的に分析できます。
検索で調べる
検索欄に調べたいジャンルを入力します。
１万～5万フォロワーのアカウントを探します。
理由としてそれ以上のフォロワーがある人はほぼ確実に長期的にアカウントを稼働させており参考にするには難しいからです。
比較的新しいアカウントの動向を知ることで現在のトレンドや効果的な戦略の参考にすることができます。
Instagramでリサーチする方法
Instagramの検索欄に調べたいキーワードやジャンルを入力すると関連する動画を効率的に見つけることができます。
さらに以下の三つのタグを活用することでより高度な情報収集ができます。
リール動画
短時間で視聴できる動画を検索することができます。
比較的質が高いコンテンツが表示されるので便利です。
おすすめ
トレンドや人気コンテンツを把握することができます。
アプリ内のアルゴリズムによって高く評価されているコンテンツが表示されますのでトレンドを短時間で把握でき自身のコンテンツの戦略を立てる際に役に立ちます
タグ
どんなハッシュタグをつければいいか調べることができます。
関連するハッシュタグやキャプションに入れるのに適したタグをリサーチできます。
Youtubeでリサーチする方法
急上昇を確認する
YouTubeの急上昇機能は、視聴者の年齢、性別、職業に関係なく、同じ地域にいるすべての視聴者に共通の動画を表示する仕組みです。
これにより世界中で注目されている話題を誰でも同じ基準で把握することができる機能です。
急上昇動画に選ばれる条件としては、視聴回数やその増加ペース、動画の公開からの経過時間などが挙げられます。またリストに表示される動画やショート動画は15分ごとに更新されるため、多様な視聴者にとって関心を引く最新のコンテンツをリアルタイムでチェック可能です。
急上昇を確認する方法
スマホ版は左上のyoutubeロゴのすぐ下のコンパスマークをタップ。
タブが開くので一番上にある急上昇をタップすれば見ることができます。
PC版は画面左側にある探索の１番目にある急上昇（下記の部分をクリック）
ChatGPTでリサーチする方法
ChatGPTは、人間のように自然な対話ができるAIチャットサービスです。
質問や相談を入力すると、まるで人と話しているかのように、
AIが回答を提供してくれます。
動画内で紹介したい内容がある場合、ChatGPTに質問することで効果的な紹介方法のアイデアを得られることがあります。
TikTokでは動画が注目されがちですが、動画に添えるキャプション（説明文やハッシュタグ）が非常に重要です。
ChatGPTに動画の内容を入力するとキャプションの候補や適切なハッシュタグを提案してくれます。
初めてキャプションを作成する際は、ChatGPTを活用して参考にするのも良い方法です。
ネタを見つけたら動画に落とし込む
- 主要な年代層を意識した動画を投稿する。
- 金・土曜日にキーとなる動画を投稿する。
- 専門用語は使わず、ならべく分かりやすい言葉を使う。
- 編集の趣向を少しづつずらしていく。
主要な年代層を意識した動画を投稿する。
tiktokで動画投稿すると仮定するなら10代がメインの視聴者になるので10代向けに編集しましょう。
トレンドを意識して、思わずコメントしたくなるような作りがいいですね。
金・土曜日に要となる動画を投稿する。
金曜日、土曜日は翌日が休日な人が多く自由時間が多いためより多くの時間を動画に費やすことが多くなります。
そのため視聴者数が急激に上昇しやすいです。
見逃せない企画、特別なコンテンツを用意して視聴者数を増やしましょう。
金曜日に増えた新規のユーザーは、月曜日火曜日と視聴することも多いためさらに視聴数が伸びることもあります。
また一つのコンテンツがバズると他の投稿も格段に伸びやすくなります。
専門用語は使わず、ならべく分かりやすい言葉を使う。
どんな人でも分かりやすい言葉を選び、端折らず順を追って説明することで動画の流れのまま理解しやすくします。
また表や図など視覚的な表現を使うことも有効です。
その分野を全く知らない人でフィードバックできる人がいるならその方に伺うのもかなり有効です。
編集の趣向を少しづつずらしていく。
毎回同じ編集では飽きられて徐々に視聴者が離れていきます。
編集の趣向を変えて、目新しいものに変えていけば飽きられる可能性を減らすことができます。
また趣向を変えることで新しい視聴者が流入する可能性が上がるメリットもあります。
コメント数の推移など反応が減り始めたら、何らかの変化を加える時期に来たと思っていいです。
SNSアルゴリズムの重要性
SNSで言うアルゴリズムとは、ユーザーに表示される投稿を「最適化」する仕組みことを言います。
SNSではおすすめやタイムラインなどでユーザー一人一人にカスタマイズされたものが提案されています。
動画を見るごとにより深く好みを反映して提案されるわけです。
その最適化されるカスタマイズの規則、関連性をアルゴリズムといいます。
当然その規則性を把握していればそれに合わせて動画を作りより多くのユーザーに表示され、集客できる動画を投稿することができます。
ゲームのルールを把握するのと同じというですね。
ここではそれぞれのSNSの大まかな法則性を紹介します。
アルゴリズムの核！大まかな軸は運営が掲げるミッションに！
それぞれのアルゴリズムの軸は運営元の掲げているミッションから読み取れます。
提供したい価値によってサービスに違いが出てくるわけですね。
Instagram【大切な人や大好きなことと、あなたを近づける】
Instagramのミッションは上記のとおりです。
ユーザーの興味や関心に基づいてフィードやストーリーズ、リールなどに表示されるコンテンツの優先順位を決定しています。
ユーザーの過去のアクティビティやエンゲージメント（いいね、コメント、シェアなど）を分析し、関連性の高い投稿を優先的に表示します。
また少し前にフォロー外に投稿が表示される傾向が強くなりました。
これで今まで知らなかった好みのものがより表示されるようになりました。
Tiktok【TikTokのミッションは、創造性を刺激し、喜びをもたらすことです。】
Tiktokのミッションは上記のとおりです。
この目的のため、TikTokのアルゴリズムはユーザーごとの興味や関心に合わせて、パーソナライズされたコンテンツを「おすすめ」フィードに表示します。
それぞれの動画に加点減点がありいいね数、再生数、視聴維持率、コメント数などで加点。
外部サイトへの遷移、興味ありませんタップ、視聴維持率の低さなどで減点。
特に視聴維持率は重視されておりTiktok上で確認することができます。
初期離脱率を下げてなるべく長くより多くの視聴者を釘付けにしましょう！
X（旧Twitter）
【今、世の中で起きていること。今、⼈々が語り合っていること。それが、X。】
上記のミッションだけでかなり特徴的なアルゴリズムであることがうかがえます。
ジャンルや発信者を問わずリアルタイム性を重視しており最新情報やトレンドが表示されます。
あらゆる話題で最新のものを知るにはこのSNSがもっとも力を発揮しやすいです。
（情報の精度はピンキリですが、、、）
それに加えてユーザーの反応したポストから好みを把握しその話題の最新のものを表示します。
公式発表では以下の通りの手順が踏まれています。
ステップ1:膨大な量の中から投稿が絞り込まれる。
ステップ2:交流が濃いユーザーや興味分野の投稿が選別される。
ステップ3:AIによりポストが評価される。
ステップ4:ブロックやミュート対象のユーザーが排除される。
ステップ5:興味関心に近い投稿や広告投稿が追加される。
つまりAIの評価が高くなるポストをすることが重要ですね。
評価は二つの要素があります。
ユーザー自体の評価（相互フォロー率、交流の頻度、被ブロック数、被ミュート数など）
ポストの評価（交流の回数、リプライへの返信、時間経過で評価が下がる）
この二つから総合的なポストの評価が決定されます。
ソース公開されている分かなりはっきりした基準が分かりますね！
Youtube【世界中の人々に情報を与え、彼らの視野を広げ、楽しませること】
Youtubeは検索、おすすめ、急上昇それぞれアルゴリズムが分かれています。
YouTube検索のアルゴリズム
YouTubeが動画の検索順位を決定する際に重視するポイントは、「キーワードとの関連性」と「ユーザーの閲覧履歴」
YouTubeでは、検索バーに入力されたキーワードが「タイトル」「概要欄」「動画内容」とどれほど一致しているかを重要視します。
例えば、「自宅×ダイエット」というキーワードで上位表示を狙う場合、タイトルや概要欄に「自宅」や「ダイエット」を含めることで、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。
しかし動画の実際の内容が「自宅×ダイエット」と関連性が低い場合、検索上位に表示されることは難しくなります。
そのため、YouTubeの検索アルゴリズムを攻略するには、「タイトル」「概要欄」「動画内容」の3つすべてをキーワードと関連づけることが不可欠です。
ホーム・おすすめ画面のアルゴリズム
YouTubeのホーム画面やおすすめ動画の表示は、ユーザーの行動履歴をもとにカスタマイズされます。
特に「登録チャンネルの傾向」「再生履歴」「検索履歴」の要素が影響を与えます。
例えば、過去に「バンドライブ」の動画を頻繁に視聴していた場合、「ライブ」と検索すると、バンド関連のライブ動画が上位に表示されやすくなります。
さらに、おすすめ動画や新着動画のセクションにも、バンド関連の動画が多く表示される傾向があります。
ホーム・おすすめ画面のアルゴリズムは、ユーザーの視聴傾向に大きく左右されるため、投稿者側が直接操作するのは難しいですが、ターゲット層の興味に沿ったコンテンツを提供することで、視聴者のおすすめ欄に表示されやすくなります。
急上昇ページのアルゴリズム
YouTubeの急上昇ページには、国内で話題となっている動画が表示されます。
ジャンルは多岐にわたり、人気アーティストの新曲PVや、SNSでバズった動画などが含まれるのが特徴です。
急上昇ページに掲載されるために重視される要素は、
「動画の鮮度」（公開から日にちが立っていないほど高い評価）
「人気度・話題性」（視聴回数やエンゲージメントが高い動画が評価）
「万人受けかどうか」（幅広い視聴者に受け入れられる内容）
急上昇ページは、下二つの要素を見ればわかる通り、すでに人気のあるYouTuberが上位を占めやすいため、新規のチャンネルがランクインするのはかなり難しいといえるでしょう。
しかし、これらの要素を満たすことで、急上昇ページに掲載される可能性が高まり、乗せることが出来さえすればチャンネルがバズることは間違いないです。
評価基準は３つに分かれているとはいえ、、、、
上記の三つすべてに影響を与える要素を抜き出していくと
- 「総再生数」
- 「動画の長さ」
- 「エンゲージメント（いいね、コメントなど反応）」
- 「クリック数」
- 「チャンネル登録者数」
- 「平均視聴時間」
の６つになります。
総再生時間
YouTubeのアルゴリズムにおいて、特に重要視される指標の一つが「総再生時間」です。
YouTubeは広告収益の最大化を目的としており、ユーザーにより長く動画を視聴してもらうことを重視しています。
そのため、「総再生時間」が長いチャンネルほどアルゴリズム上で有利に働きます。
「総再生時間」を増やすための主な方法には、
- 「登録者数の増加」
- 「動画の本数を増やす」
- 「1本あたりの動画時間を長くする」
などがあります。
しかし、単に動画の本数を増やしたり、長時間の動画を作成すればよいわけではありません。
あくまで視聴者が飽きずに楽しめる、質の高いコンテンツを提供することが重要です。
動画の長さ
「動画の長さ」もアルゴリズムに影響を与える要素の一つです。
長時間の動画が必ずしも有利とは限らず、大切なのは「視聴時間を最大化すること」です。
視聴者が途中で離脱し、「視聴時間」が短い動画は、YouTubeの評価が低くなります。
そのため、「適切な動画の長さ」「飽きさせない構成」を意識し、視聴者が最後まで楽しめる動画を作成しましょう。
エンゲージメント（いいね・コメント）
YouTubeでは、「エンゲージメント数」（視聴者の反応）も評価の対象となります。
「エンゲージメント」には「いいね（高評価）」「コメント」などが含まれます。
「エンゲージメント数」が多い動画ほど「視聴者の関心を引く質の高い動画」と判断され、検索結果やおすすめ動画に表示されやすくなります。
「エンゲージメント」を増やすために、
「動画の最後に『いいね』や『コメント』を促すメッセージを入れる」
「視聴者のコメントに積極的に返信する」といった施策を有効です。
（最近ある例として「動画がいいと思った方はいいねを押してね」とか「みんなは分かったかな？分かったらコメント欄で教えてね！」とか典型ですね！）
また競合チャンネルの動画を分析し、「エンゲージメント」が多い理由を探ることも有効です。
クリック率（CTR）
「クリック率（CTR）」は、動画が表示された回数に対して、どれだけのユーザーがクリックしたかを示す指標です。
YouTubeは、「クリック率」が高い動画を「視聴者が求めている動画」と評価し、検索結果やおすすめ動画に表示しやすくなります。
「クリック率」を向上させるためには、
- 「目を引くタイトルをつける」
- 「クリックしたくなるサムネイルを作成する」
- 「検索上位に表示される施策（SEO対策）を行う」
などの工夫が必要です。
ただし、「クリック率」が高くても内容が伴わず、視聴者がすぐに離脱するような動画は逆効果になります。（初期視聴率が高いといいます。）
視聴者が満足できるコンテンツ作りを意識しましょう。
チャンネル登録者数
YouTubeのアルゴリズムは、「チャンネル登録者数」「登録後の視聴率」を評価基準の一つとしています。
「登録者数」が多いチャンネルは、「人気のあるチャンネル」「安定した視聴者層を持つチャンネル」と判断され、アルゴリズム上で優遇される傾向があります。
「登録者数」を増やすための施策として、
- 「チャンネルのジャンルを明確にし、ターゲットを絞る」
- 「YouTube内SEO（VSEO）対策を行う」
- 「タイトルやサムネイルを工夫し、クリック率を高める」
- 「視聴者が最後まで楽しめる動画を作る」
といったポイントを押さえましょう。
特に「YouTube SEO（VSEO）対策」は、競合チャンネルとの差をつけるために欠かせません。
継続的に最適化を行うことで、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。
平均視聴時間（AVD）
「平均視聴時間（AVD）」は、1回の視聴あたりの平均再生時間を指し、YouTubeの評価基準の一つとなります。
「クリック率」が高くても、「平均視聴時間」が短い動画は「視聴者の期待を満たしていない」と判断され、評価が下がる可能性があります。
以下のような動画は「平均視聴時間」を低下させる要因になります。
- 「タイトルやサムネイルと内容にギャップがある」
- 「視聴者が求める情報が不足している」
- 「動画の構成が分かりづらい」
上記三つを対策するために、
- 「動画の冒頭で内容の概要を伝える」
- 「重要なシーンを終盤に配置する」
- 「視聴者を飽きさせない演出を取り入れる」
といった工夫が必要です。
また自身の動画の分析も重要です。
視聴者の行動をデータで確認し、長時間視聴されている動画とそうでない動画の違いを比較し、改善を重ねていきましょう。
最後に
いかがでしょうか？
チャンネル運営するにせよ、動画編集をするにせよ重要になってきます。
各アルゴリズムを理解して、対策を重ねアルゴリズムに沿った動画を増やしていけばチャンネル登録者数を爆発的に伸びる可能性を増やせます！
ぜひ意識して動画編集、チャンネルの運営に役立ててください！
それではまた！
